419で「飼育(しいく)の日」。
これは無理のない、いい語呂合わせ…と思っていたのですが、こちらは2020年に認定された記念日だそうです。
4月19日は「飼育の日」。多摩動物公園が「419」の数字にちなんで2009年からPRしてきたこの日が、12日付で日本記念日協会から記念日認定された。
読売新聞オンラインより
なんと、すごく最近認定された記念日。しかも11年越し。
記念日の制定って時間がかかるんですね…知らなかった。
(4月1日は41ちゃんの日、とかダメかな…? 誕生日も何も関係ないけど…)
ということで表題の本。動物の飼育員、昔憧れました。
毎日動物と触れ合えて、楽しいことがいっぱい…と膨らむ妄想。
「飼育」でこの本を思い出しました。
本書の概要
動物本来の行動や能力を見せる「行動展示」を目指す飼育員の方々の試行錯誤が描かれています。もちろん、人の言葉とは全く違う動物の言葉の「翻訳」は一筋縄ではいきません。
失敗や後悔もありながら、それでも動物たちの環境を整える。
本当に、プロの仕事です。
大変なことがたくさん
かなりリアルな「飼育員」の話が書かれています。
「将来動物園で働きたい!」というお子さんに読んでもらうにも良い本です。
何気なく楽しんでいる動物園の裏側で、こんなにいろいろなことが考えられているんだ…と勉強になりました。
驚いたのはキリンの繊細さ。
野生動物は優雅にたくましく暮らしているという印象が強く、人間の飼育下でこんなに問題が起きるなんて、とびっくりする話がたくさんあります。
(詳細はぜひ読んでみてください)
わんこの話
動物園が舞台なので、登場してくるのはペンギンやゴリラなど、動物園で展示されている動物。
それでも(さすが伴侶動物!)わんこの話が一部登場します。
犬好きとして、飼育員さんの犬についての一言は印象的でした。
犬はいいです。ほろ酔いになろうが、そのまま眠ってしまおうが、全く身の危険を感じないんですから。同じ部屋にいて、あれほどリラックスできる動物は他にいませんよ。
『動物翻訳家』より
これは…しつけがばっちり入った犬のことですね!(笑)
我が家でもしほろ酔いになってそのまま眠ってしまうとすると…いたずらが怖い。あと粗相。
しいちゃんは大きくなったからか、ずいぶんいたずらはしなくなりました…が、それでもするときはします。
なぜかしいちゃんに執拗に狙われるのは「パパの眼鏡」。
耳にかけるところが…がじがじされます…。
あとしいちゃんは室内でおしっこできるのですが、「トイレするときは人に見ていてもらいたい」甘えんぼなので、人が見ていないと変なところにしちゃうことが。
寝落ち、危険です!
シェルくんはそういう意味では安心な子です。おしっこの粗相も室内でしたことはありません。
大きい方は…時々します…。
基本は外派なのですが、催すと部屋の真ん中で…。
まあこれは寝落ちしなくても防げませんが(笑)。
でも、犬と一緒にいてリラックスできるのは本当です。動物園にいる他の動物と違って「身の危険を感じない」というのは本当にそうだろうと思います(野生動物の前で寝落ち、できませんよね)。
「飼育」は「家畜などを飼って育てること」を意味するそうです。
犬も家畜化された動物の一種。もしかしたら、人間がわんこに守ってもらっていたころの記憶が呼び起こされてリラックスできるのかもしれません。
今ではわんこたちは守られる側、愛玩動物ですが。
「飼育の日」、『動物翻訳家』を読みながら、動物園のいろいろな動物・可愛い我が子のことを考える日にしてみてはいかがでしょうか。
以上、にいで家のママでした。
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