わんこを預けたときの話・獣医さん編

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しいちゃんがクッションの上でくつろぐ犬と暮らして

犬が来るとできなくなること、それが「遠出」
とはいえ、冠婚葬祭など避けられないおでかけはあるのです。
そんなときの強い味方がペットホテルや獣医さんの預かり
飼い主に何かあったときも犬をどこかに預けなければなりません…が…。
しいちゃんを預けるのは、なかなか一筋縄ではいかないのです…。

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お留守番が下手

しいはお留守番が下手、です。今ではだいぶマシになりましたが…。
シェルが来る前は、留守番中に様々なものを破壊しました。
物を壊されるだけならいいのですが(よくない)、困るのはしいが怪我をすることがあること。

怪我といっても、誤飲などではありません。
しいは綺麗好きなのか、おしっこをしたあとのトイレシーツが捨てられていないのを許しません。
とにかく鼻で片付けようとします。
(人がいるときも、片付けてもらえるまで自分でたたもうとします)
その結果、擦りむきます…。
長時間のお留守番になると、しいがカーペットやマットにおしっこしてる&それを片付けようとして鼻を擦りむいていることがしばしばでした。

さらにこの子、すぐにお腹がすいちゃう
そして、吐いちゃう
いまだに(現在6歳)一日3~4回に分けてご飯を食べています。
朝晩2回だと、空腹時間が長くて耐えられないようです。

お泊り…のはずが

しいシェル、多頭飼いになって初めての「友人の結婚式」。
移動や準備もあれば二次会もある、何時に終わるかな…。
これは長くお留守番させるよりも、預けてしまったほうがいいのでは?

ということで、シェルの歯石取り(全身麻酔なので時間がかかる)をこのタイミングに合わせました。
そしてしいは一緒に病院にあずかってもらうことに。
当初の予定では「午前中に預ける⇒翌日午前中に迎えに行く」だったのですが。

「犬がいない状態で一晩…耐えられない」

ということで夜のお迎えに変更。
お泊りはなし、となりました。

我が家は犬も人と一緒に寝ています。
犬の寝息を聞きながら、犬の毛皮を撫でながらの睡眠がどんなに心地よいことか…。
しいシェルもいない夜なんて、とにかく私が寂しすぎて無理。
ということで、パパを押し切った私でした。

そしてこれが、大正解でした…。

お預け、そしてお迎え

犬たちを病院に預け、いざ結婚式へ。
シェルはしらっとした顔でお医者さんに引かれていきました。
しいは「えっ? どうして僕まで?」という顔。
後ろ髪をぐいぐいひかれつつも2頭を残し、人間たちは結婚式へ…。

そして夜。
閉院ぎりぎりにダッシュでお迎えに行きました。
シェルはまだ麻酔が覚め切らず、大きなケージの中でぼんやりしていました。
(小型犬用には入らないサイズなのでしょうがないのですが、ものすごく広いゲージでのびのびと寝ていてちょっと面白かったです)
しいは奥から先生が連れてきてくれました。

先生「しいちゃん、あんまり食べない子ですか?
私 「いや、ぜんぜん。よく食べますよ」
先生「そうですか…ご飯をひっくり返して鼻で隠そうとしたので、擦りむいちゃいました」
私 「えっ?」
先生ご飯はほとんど食べていないです。お水も全く飲んでいませんでした

連れてこられたしいちゃん、すごい顔をしていました。
ストレススマイル全開で、全力でこっちに駆け寄ってきて「早く帰ろう!出よう!」と体中で訴えかけていました。
お会計を済ませて病院を出ると引っ張る引っ張る。
夜、誰もいない公園で、しばらくしいちゃんと一緒に走り回りました。
シェルはペットカートに乗せられてうとうとしていました)

病院のせい…ではありません

病院は問題なく預かってくれていたと思います。
この病院は室内ドッグランがあり、そこで自由にさせてもらえるというのが魅力のひとつ。しいもそこに放してもらっていたようなのですが、知らない場所・飼い主がいない状態はしんど過ぎた様子。
元々シェルの歯石取りを人間の用事にぶつけるつもりだったので、自宅で1人さみしく過ごすよりいいかと思ったのが、失敗でした。
(そういえば初のお泊り=去勢手術のときもなんだかんだあったんでした。今後それも書いていきます)

しいちゃんの繊細さを甘く見ていました…。

なお帰宅途中に元気に大きな方をし、帰宅後は元気にご飯を食べて水を飲み、元気に寝ました。
引きずらないのがこの子のいいところです。

どうすればよかった?

まず、「人の目がずっとあるところにするべきだった」というのが一つ。
運動場に放しておいてもらえるほうが気楽でいいかな、と思ったのですが、この子かなりのさみしがり屋さんなのでした。
人目がある&狭いところで眠ることができるところの方が向いていたかもしれません。

そして、「ちょっと特別なご飯を持たせるべきだった」というのが二つ目。
緊張するだろうからいつもと同じご飯を、と思ったのですが、そういえばこの子って小さい頃は食べしぶりがすごかったんだよなあ、と思い出しました。
ちゅ~るのような食いつくトッピングを一緒に渡して、「これをかけてあげてください」とやっておけば食べたかもしれません。

結論

「預けるときはその子の性格に合わせて」

ランで遊べれば飼い主がいなくても楽しい!という犬もいれば、
近くに人がいればゲージの中で落ちついていられる、という犬もいます。
犬だってそれぞれ。
全ての犬に合う解決策はないと思います…。
だからそれぞれの子に合わせて預け先を探す必要があります。ありました…。
全ての犬のお留守番時間が幸せでありますように。

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