我が家のわんこは人間が大好き。
お散歩中に「かわいいね」と言ってもらえると、にこにこして寄っていきます。
私もわんこ大好き。自分が外を歩いているときに他のわんこを見つけると、ついつい寄っていきたくなります。
でも、世の中には「近づいてほしくない!」というわんこもいますし、そういう状況もあります。
そんなわんこを守る画期的なアイテムが生まれていました。
すでにあるもの:イエロードッグプロジェクト
「The Yellow Dog Project」として海外から始まったこのプロジェクト。
すでに2012年に以下のような投稿がFacebook上でなされています。
リードに黄色のリボンなどをつけているわんこには近寄らないで、離れていてあげて…というのが趣旨です。公式ホームページもあります。
個人的に思うこの活動の課題
提唱されている考え方は重要なものです。すべてのわんこが他のわんこと仲良くしたい・仲良くできるわけではありません。
ただし、この活動は現状いろいろな課題を抱えていると思います。
課題その1:周知されていない
少なくとも日本においては、まだまだ知らない方が多い活動だと思います。
知らなければただの黄色いリボン。残念ながら、見ただけでは伝わりません。
2020年になってから、無印良品がコラムの中でこの活動について触れています。
2012年6月にスウェーデンから始まったこの取り組みに、アメリカ、オーストラリア、カナダの有志が賛同して基金を立ち上げ、このプロジェクトはいまや世界中に広がりを見せています。ただ、日本ではまだあまり知られておらず、黄色いものを身につけた犬もめったに見かけることはありません。とはいえ問題を抱えている犬にとっては必要な取り組みなので、SNSなどを使ってこのプロジェクトを拡散しようとする動きが一般の人の間で広がっています。
無印良品「イエロードッグ プロジェクト」2020年2月12日 より
8年かけて広まらない運動、なかなかこれだけで「今、そっとしておいてほしいわんこ」を守るのは難しいと思います。
課題その2:黄色いリボンの意味づけが様々
日本で「黄色いリボン」と言えば、2007年から日本障害フォーラムが普及活動を行っている「イエローリボン運動」があります。
こちらは、「人々の意識を変え、まちを変え、障害のある人もない人も共に暮らし、すべての人が参加できる社会をみんなでつくっていく取り組み」(公式ホームページより)。
わんことは無関係です。しかも日本ではこちらが先に始まったプロジェクトです。
また、諸外国でも様々な意味合いですでに「イエローリボン」のシンボルが利用されています。○○リボン、っていろいろありますよね。
そうなると、黄色いリボンをつけているわんこがいても「その活動に賛同しているんだな」と思われて終わってしまうかもしれません。
課題その3:説明されないとわからない、が
知らないことは悪いことではありません。わんこの飼い主さんが積極的に黄色いリボンをリードにつけ、普及に励む…というのも大切でしょう、が。
このリボンをつけるのは「他のわんこに近づいてほしくないわんこ」。
そんなわんこを連れた飼い主さんが知らない人に説明し、普及活動を行う…というのは、ちょっと大変な気がします。
とはいえ他のわんことフレンドリーに接することができるわんこ(例:我が家のシェルくん)に着けておいて知らない人に説明、では活動内容と違う使い方になってしまいます。
一目でわかる「お散歩メッセージワッペン」
クラウドファンディングプラットホーム「Makuage」で2019年に始まっていたプロジェクト、「犬と飼い主の小さな意思表示メッセージワッペン」。
こちらが2020年1月、商品化されて発売されています。
メッセージは「さわらないでね」「こわがりです」「猛犬注意!」の3種類。
特に「さわらないでね」ワッペンはわかりやすく「NO」が書かれているので、意思表示が伝わりやすいものです。
重さも13gと軽いため、つけていてもわんこの負担にならないのがうれしいポイント。
以前ハーネスの重さについて記事にしましたが、軽いアイテムはうれしいですね。
これならメッセージが明確なので、誤解されようがありません。
「勝手に触ってほしくないわんことその飼い主さん」にとっては救いの神だと思います。
類似商品をいろいろと調べてみたのですが、意外と見つからず。インターネットショッピングサイトでは取りあつかっているところを発見できませんでした。現状は公式サイトからしか買えないようです。
以下のリンクから購入できます。
個人的にほしいメッセージ
しいちゃんは他のわんこが来ると遊びたくてテンションが上がります。ぐいぐい行こうとするので、小型犬には怖がられてしまうことも。
「テンションが高いだけで無害です」みたいなワッペンがあるとうれしいです(笑)。
また、シェルくんはおっとりタイプなので、ほかのわんこにおしりをかがれても平気。
まだ若いわんこだと、「かぎたいけどかがれるのは嫌」というタイプの子が多い(例:我が家のしいちゃん…)ですが、そういう子にあたっても大丈夫です。
むしろ個人的には社会化のトレーニングをお手伝いしたいので、「あいさつの練習大歓迎」みたいなワッペンがあったらいいな、と思います。
(しいちゃんもそんな優しいわんこたちにお世話になっています…)
人気が出たらいろいろなタイプが発売されるのでは!? と妄想しているので、ぜひ周りの犬飼いさんたちに教えてあげてください。
まとめ:言葉にしないと伝わらない
伝えたいことはやっぱり言葉にしないと伝わらない…とはいえ、常に周囲へ言ってまわるわけにもいきません。
伝えたいメッセージがあるとき、いろいろな手段があるとうれしいですね。
わんこたちのお散歩が楽しいものでありますように(‘ω’)ノにいで家のママでした。
コメント