酵母菌っていうと、何を思いうかべますか?
パン作り? それともビール? いずれにせよ、なんだか「天然」「自然」で素敵な感じ…と思いませんか?
実は「わんこ×酵母菌」は恐ろしいコラボなのです…。
パパママ、そしてシェルくんが「酵母菌」に苦しめられた記録をまとめておきます。
前半は時系列のまとめなので、結論から知りたい方は「酵母菌って?」からご覧ください。
※わんこの下痢の話なので、お食事中の方はご注意ください(‘ω’)ノ
直接的なものではありませんが、顕微鏡で見た菌の写真があります※
時系列
始まり、2019年11月23日
その日は土曜。シェルくんの様子は至って「普通」でした。
シェルくんはトイレが外派なので、朝晩散歩に出かけます。そのときもいつもどおりの元気な様子。
その夜、便がちょっと柔らかく「めずらしいな」と思いました(ふだんはしっかり固いよいうんちをします)。
しかし時はすでに土曜夜。「ひどくなるようなら、週明け病院に行くかー」と思っていました。
11月24日 朝
そしてそれは早朝、6時半ごろのこと、
普段寝ている部屋でシェルくんが力み始めました。
においで目覚めましたが…かんぜんに下痢。
室内で下痢をするのは初めてのこと。昨日の夜のことが頭をよぎります。
「これはやばいかもしれない」と思ったのですが、その日はどうしても外せない用事があり、パパママともに家をあけなくてはいけませんでした。
幸いシェルくんは出した後はさっぱりした様子で寝ています。
とりあえず、パパだけ先に家を出ましたが…午前9時過ぎ、さらに室内で下痢。
「これはやばいやつだ」と思いつつ、シェルくんの様子は至って元気。
出した分だけ食べるよー、と言わんばかりにご飯も食べ、お水も飲みます。
出てきたものも、色はいたって普通。とにかくゆるく、ちょっと表面がゼリーっぽい。
普段使っていないので、そのとき我が家にはオムツもありませんでした。シェルくんはトイレシーツをそのまま引いておくと破るので、床に敷き詰める技も使えず。
まあまたしたならしたで、仕方ない…と思って外に出ました。
11月24日 夜
昼から留守番をしてもらって、夜。
最低限の用事を済ませ、近所のスーパーでわんこ用のおむつを買って帰宅。
カーペットの上に1回分の下痢がありました。
その後は寝室にペットシーツを敷き詰め、おむつを履いたシェルくんを入れておくシェルゾーンを作成。
やはり深夜2時ごろちょっとだけ下痢。またその後、4時ごろにもちょっと出ました。
11月月25日 朝
これほど月曜が待ち遠しかったことはありません。朝イチで病院へ。
あきらかに便がおかしかったので、採取して持参しました。
写真は残していませんが、いわゆる「ゼリー状の便」。
顕微鏡で見ていただき、言われたのが…「酵母菌」でした。
酵母菌って?
うさぎなどの草食動物の便の中には普通に見られる菌。それが増えている、と言われました。
わんこの中にはふつうの便から酵母菌が出る子もいるとのことで、必ずしも「いる=悪い」わけではないとのこと。↓がシェルくんの1回目の写真です。
写真があんまりにも下手なのはごめんなさい。動揺していた&先生がブラウン管テレビに映してくれたものを撮影したせいで黒い線が入りました…。
シェルくんの場合は、加齢などで体質が変わり、今まで悪さをしていなかった菌で下痢をしたのかもしれないとのことでした。
治療法
お薬を出してもらいました。
菌をやっつけるための抗生物質と、いい菌を増やすための整腸剤です。
また、「アレルギーがなければヨーグルトや牛乳を与えてください」と言われました。これも、腸の環境を整えるのによいとのこと。
フードはなるべく食物繊維の少ないもの、お肉の割合が多いものが良いとのこと。
しいちゃんとおなじアカナクラシック(肉・卵50%)を食べていたのですが、これをきっかけにシニア用に変えました(肉・卵65%)。
かからないためには?
この菌は、ネズミの糞などに見られるとのこと。
そのため、そういうものが付着している可能性のあるものを口に入れさせないことが大事、とのことでした。
具体的には…道端に生えている草。
シェルくん、これが大好物なんですよね…。
「散歩中に草を食べさせないでください」と言われたので、泣く泣く止めています。
治るまでの歩み
まずは一週間分薬をもらいました。
「一週間後、また便を見たいので持ってきてください。
多頭飼いだとうつる可能性があるので、しいちゃんの分も」
うつるのかー(;ω;)そりゃあ菌だもんなー!
と思いながら、帰宅。
一週間せっせと薬を飲んでもらいました。
ちなみに粉薬と錠剤だったのですが、毎晩心臓の薬を飲んでいるシェルくん、どんな薬でもおいしくぺろりでした。
(しいちゃんもお薬大好きわんこなので、「ぼくのご飯にもそれかけて!それ入れて!」とそわそわしてました。おやつをあげました)
薬を飲んだ次の日には、やや軟便なものの下痢はなし。
飲み始めてからは、一度も下痢をしませんでした。
薬の偉大さを感じました。
一週間後
どきどきしながら2頭分のうんちを持参。
見ていただいたところ…
「シェルくんは、見た目はよいうんちですがまだ中に菌がいます。
しいちゃんは、見た目は体調が悪そうに見えますが…菌の状態はすごくいいですね。うつってもいないです」
とのこと!
シェルくんはもうしばらく薬を飲み続けることになりました。
もう一週間とちょっと後
さらに一週間ともうちょっと後にまた検便。シェルくんは「まだちょっと菌がいる」とのこと。
ただ、酵母菌を無理にゼロにする必要はないとのことで、「症状がなければ様子をみましょう」ということになりました。
幸い、その後は下痢をしていません。
まとめ
酵母菌に負けないために、まずは「草を食べさせない」こと。
また、「ヨーグルトなどで腸内環境を整えておく」と、やられにくいかもしれません。
下痢などの症状が出たら、まず「医者に行く」のが大事。抗生物質ですぐよくなります。
あとは、普段使わないわんこでも念のため「おむつを買っておく」といいと思います。
我が家は…この下痢騒ぎでカーペットを1枚捨てました…。
ホントに、おうちにない方は絶対買った方がいいです。紙おむつ。
「ヤバイ!」という時に買いに走れるとは限らないので…。以来、うちは切らさないように気を付けてます。
ということで結論:わんこ用紙おむつは大事(‘ω’)ノにいで家のママでした。
コメント