2022年参院選・小さな命のための一票

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犬と時事的な話

2022年7月10日、全国で参議院議員選挙が行われます。
消費税や憲法改正、争点はいろいろありますが、前回の衆議院選挙のときに引き続き「動物愛護」が気になります。

前回のブログでは「前の選挙の公約は果たされたのか?」という目線で調べました。
マニフェストとして掲げるだけなら簡単ですが、結局大事なのは「議員になったあと何をしてくれるのか」。実際に行動してくれた方にまた議席を取ってもらいたい、と思います。
今回は、2022年6月1日より完全施行となった「改正動物愛護法のために積極的に動いたのは誰か、を調べてまとめました。
自分が誰に投票するかを決めるための忘備録なので、よろしければ参考になさってください。
※個人が調べた内容です。事実誤認や記載漏れなどがありましたら、コメントやTwitter等でお知らせいただけますと助かります。

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前置き:そもそも参議院議員選挙って?

期日前投票は6月23日から。2枚の投票用紙を書くのが今回の参議院選挙です。
以下に総務省のページから簡単に投票のやり方をまとめておきます。

①選挙区選挙

都道府県ごとの候補者から1人を選び、候補者の名前を書いて投票します。
得票数の多い順に当選となります。
→自分の地域の代表者を決める選挙です。こちらに立候補している人は、比例代表選挙には立候補できません。

②比例代表選挙

全国から投票者または政党を選び、候補者の名前もしくは政党名を書いて投票します。
「特定枠」として決められた候補者がまず当選し、そのあと得票数の多かった候補者が当選となります。
→「この人を国政に送りたい」という人を選ぶことができます。「この政党を応援したい」という投票もできます。こちらに立候補している人は、選挙区選挙には立候補できません。

いわゆる「比例復活」が起きないのが参議院選挙。よく考えて、自分の意見を代弁してくれる人を選びたいですね。

動物愛護法の請願を行った議員

動物愛護法の改正に関する請願」を行ったのは、13名の議員の方々。
このうち今回の選挙で議席を争うのは、6名です。
以下にその方々のお名前や出馬している選挙区等をまとめました。

比例代表の候補者

全国から投票される、比例代表で出馬している候補者の方です。
どの地域の方でも投票が可能です。

福島瑞穂氏

社会民主党党首・当選回数4回の福島氏。
公式ホームページの「政策」にも「動物虐待を防ぎ、犬猫殺処分ゼロを全国に拡大します」と明記されています。
また、Yahooの選挙特設サイトには「一問一答」があるのですが、福島氏のページでは「これまでに社会貢献した実績は?」に「動物愛護議員連盟を設立し、事務局長として、動物愛護法の改正では、動物を育て販売する条件や環境を大幅に強化し改善しました」と書かれています。

書ける内容が多くはないページの中で「動物愛護」に文字数を割いている候補者は少ないのが現状。
さらに2022年5月12日の「消費者問題に関する特別委員会」の中で、スコティッシュフォールドの問題に関して声を上げるなど、現在も動物愛護にかかわる活動をしていることが一目瞭然です。

改正動物愛護法は、日本犬が8週齢規制から漏れているなど問題はあります。しかし、着実により良い方向へ進んでいる改正法です。
小さな命のために声を上げたい皆様、ぜひ投票先決定の際ご一考ください。

小選挙区の候補者

地域が限定される、小選挙区で出馬している候補者の方です。
投票できる地域は限定されますが、該当地域の方は小さな命のための一票、参考にしていただければ幸いです。

静岡県:平山佐知子氏

無所属・当選回数1回の平山氏。
現在もTwitterで「動物愛護」のために声を上げている様子がわかります。

ご自身の運営するアメーバブログで保護犬猫に関するイベントに足を運んだことを投稿するなど、保護動物への関心がうかがわれます。
Instagramでの情報発信もあり。静岡県の皆様、ぜひご覧ください。

長野県:杉尾秀哉氏

立憲民主党・当選回数1回の杉尾氏。
公式ホームページの「政策:10の約束」の中には、残念ながら動物愛護に関する言及はなし。
活動報告を見ると、活発に街頭演説を行っている様子が見受けられます。
長野県の皆様、ぜひ直接話を聞いて考えてみてください。

山口県:江島潔氏

自由民主党・当選回数2回の江島氏。
経験年数が長い江島氏も、動物愛護法改正の請願に名を連ねています。
しかし江島氏は「自由民主党水族館を応援する議員連盟」の一員でもあり、商業捕鯨・水族館でのイルカショーに賛成の立場をとっています。
また、公式Twitterは2013年ごろから更新がありませんが、2020年東京オリンピックには賛成を表明していました。
公式ホームページをご覧になったうえで、山口県の皆様は投票先を考えていただければと思います。

東京都:山本太郎氏

れいわ新選組党代表の山本氏。先の衆議院議員選挙で当選した山本氏ですが、議員を辞職しこの度東京選挙区からの出馬です。
ピンクの肉球マークが有名な党ですが、残念ながら今回の「参議院選挙2022年緊急政策」には、動物愛護に関する言及はありませ
街宣の文字起こしなどで「動物愛護」に触れられているケース、動画内での発言は目にしますが、公式ホームページの「政策」「決意」には何も述べられていませんでした。

「殺処分ゼロ」等の動物愛護に関しては、上記で紹介した社会民主党のほかにも日本共産党等も明確に政策に含んでいます。
動物愛護に関心がある党、というイメージがありましたが、文章化された形で示されていないのは非常に残念でした。
東京都の皆様の一票を投じる際、ご考慮いただければと思います。

新潟県:森裕子氏

立件民主党・当選回数3回の森氏。公式ホームページの「資料サイト」で「動物」をキーワードに検索しましたが、一致するものはなし。
そもそも最新記事が2020年となっているので、こちらのサイトの更新は活発ではないようです。

Twitterで2019年に「アニマルライツセンターの皆様から自由党に対し説明と思いを伝えたいと連絡があり面談致しました」との文言がありますが、動物愛護にかかわる投稿はこの程度しか見つけられませんでした。
新潟県の皆様、投票先決定の際に参考になればと思います。

おまけ:「選挙公報」を見てみよう

「ご自身のお住まいの地域名+選挙管理委員会」(例:北海道選挙管理委員会)や、「ご自身のお住まいの地域名+参議院選挙」などで検索すると、自治体のホームページが出てきます。
そこに必ず掲載があるのが「選挙公報」。
限られた紙面ではありますが、そこに記載する政策は特に重視しているもののはず。

たとえば比例代表制の選挙公報では、日本維新の会・串田誠一氏が動物愛護を掲げています。
政策の中心に動物愛護を据えている方です。

こうやって見ると、党派を超えて「動物愛護」のために動いている人がいることがわかります。
同時に「請願しているから」といって、普段からそこに重点を置いて活動しているわけではないということもわかりました。
選挙公報を見て気になった候補者を詳しく調べてみる、というやり方もありだと思います。ちょっと検索してみるだけで、いろいろな情報が出てきます(根拠のない情報にはご注意ください)。
小さな家族のためにもよりよい社会を作っていきましょう(‘ω’)ノにいで家のママでした。


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