そろそろあったかくなってきたからフィラリア予防始めなきゃ…とは思いつつ。
なんだか外に出づらい昨今、ちょっと悩みます。ネットで買えるかな、とか思う人、いません?私もちょっと思います。
でも「フィラリア予防薬」「ネット通販」って検索する前に読んでねー!!
で、最近は昔よりあったかくなってきたって言うし、早く始めなきゃいけないな…と考えていたのですが、「本当に昔より気温が上がっているの?」と疑問もわいてきたのでそちらも合わせて調べました。
そもそもフィラリアって?
犬を飼い始めるまで、私はこの病気について全く知りませんでした。
蚊を媒介にして「フィラリア」という寄生虫が犬の体に入り込むこの病気。
進行すると寄生虫は心臓にまで入り込み、命を奪います。
実は我が家に来たとき、シェルはこのフィラリア症に感染していました。
今は治療が済んでいますが、それでも心臓に雑音が残っています。
寄生虫の影響で変形してしまった心臓は、治ることはありません。心臓の薬と一生付き合っていくことになります。
薬で予防できるとはいえ、フィラリアはとても怖い病気なのです。
対処法
このフィラリア症、体内に入り込んだ寄生虫を定期的に殺すことで寄生虫の成長を防ぐことができます。
一般的に「フィラリア予防薬」という呼ばれ方をしていますが、「フィラリア駆虫薬」のほうがより実態を表していますね。
我が家で使用しているのは、一般的な錠剤タイプ。
うちのわんこたちは(なぜか)錠剤の薬が大好きで、おやつ感覚でポリポリ食べます。
特におやつで釣ることなく食べてくれるので便利ではありますが…ちょっと不思議。
で、この薬を毎月与えることで、寄生虫が大きくなる前に駆除するわけです。
与える期間は「蚊が発生した1か月後~蚊がいなくなった1か月後」。
蚊は気温15度以上で血を吸い始めます。もっと低い温度で活動する蚊もいるとか。
ということで、気温について調べてみました。
(Excelとペイントソフトで作ったので、手作り感満載でごめんなさーい)
平均気温と最高気温
凝り性です。調べ始めると止まらなくなっちゃう…。
日本では、平均気温が15度を上回る月は現在4月~10月で、1877年より1か月長くなっているのがわかります。
10度を上回る月というとなんと3月~11月となり、ほぼ年中上回っていることになります。
ちなみに最高気温は…と思ったら、2018年段階で3月~11月が15度超え。
なんと10度を超えていない月は1月のみです。
なんだか年中フィラリア予防薬を飲ませた方がいい気がしてきた…実際通年飲ませるという予防法もあります。
シェルくんは一度感染したことがある犬なので、万が一のことがないように…と、今のところ毎月薬を飲んでいます。
獣医さんから聞いた話
「蚊を見かけるようになってから1か月後に始めて、蚊を見かけなくなってから1か月飲み続けてください」
うーん、シンプルです。でもまあ、おっしゃる通りですよね。
しいちゃんは毎年GW明けに8か月分買って飲ませています。つまり5月から12月まで。
もちろん、住んでいるところがもっと寒い地域なら短くなるかもしれませんし、暖かい地域なら長くなるかもしれません。
結局は住んでいる地域の獣医さんに相談するのが一番確実です。連休明けたらお電話しよう。
注意:飲ませる前に
最近はネット通販でもフィラリア予防薬は買えます。が、いきなり通販はおすすめしません。特に雑種のわんこには!
犬種によって注意点がある
実は以前、通年投与が必要なシェルくんのために…と、ネットでフィラリア予防薬を購入しました。
一応飲ませる前にお医者さんに聞こう、と思って見せた所…シェルくんを一目見て、
「この子にはやめておいた方がいいかもしれない。コリー系かもしれないから」
とのこと。
???状態でよくよく聞いてみると、コリー系のわんこには向かない成分の駆虫薬があるとのこと。イベルメクチンという名前のお薬です。
実際に副作用が出る可能性は低いようですが、他の成分で駆虫できるものがあるとのことでそちらを処方しなおしてもらいました。
(通販で買ったお薬は、お医者さんのOKをもらってしいちゃんが飲みました)
普通に飲んでも何事もなかったかもしれませんが、やはりプロに聞くのは大事だ…と思った一件でした。
血液検査が必須
さらにさらに、フィラリア駆虫薬を投与する前には血液検査が必要です。
もしそのわんこがフィラリアに感染していて血管内に成虫がいた場合、いきなり駆虫薬を飲むと死んだ成虫が血管内に詰まってしまいます。
薬をきちんと飲ませていても、下痢で吸収できなかったり、実はこっそり吐いていたり…がないとは言えません。
結局お医者さんにかかるのは必須なわけです。
春は狂犬病ワクチンの季節でもあります。皆さま感染に注意して、動物病院に行きましょう(‘ω’)ノ
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