犬を小さく育てたい!?「小」犬と暮らすためには

スポンサーリンク
犬と暮らして

ときどき犬の「小ささ」を売りにしているブリーダーやショップを目にします。
お散歩中に「この子、これで成犬!?」と驚くようなわんこに出会うこともたびたびあり、「犬の大きさ」について考えることが増えました。

小さい犬ってかわいいですよね。それはわかります。
人間の赤ちゃんを「かわいい」と思うのと同様、ベビースキーマを強く持つ小さい犬はかわいいと感じます。

「犬を小さく育てる方法」として言われている方法が本当に正しいのか、そして「絶対に小さい犬と暮らしたい」という人向けの確実な方法をお伝えします。

スポンサーリンク

食事を減らす?

食べさせなければ、より小さい○○なんていくらでも作れます
特定を避けるため、犬種は伏せて若干表現も変えています。が、長年その犬種を販売しているブリーダーさんのホームページに書かれている文章です。
(念のため申し添えておきますが、そのブリーダーさんは「うちは食事制限をせずに小さい○○を育てているからよい犬舎なのだ」という文脈で書いていました)

食べさせないで、小さいわんこに育てる。

……それは「不健康に痩せた犬」であって、「小さな犬」ではありませんよね!?
「小さいわんこに育てたい! そのやり方が知りたい!」と思って検索し、このブログにたどり着いた方にお伝えします。ご飯を減らしても成犬時の大きさには関係ないです。これは実体験に基づいて言えることです。

食べない子犬、しいちゃん

我が家のしいちゃん(雑種犬)は1歳を超えた段階で体重15kg。立派な中型犬です。
しかし彼は、子犬のころから(そして現在も)ご飯を食べ渋るわんこでした。

生後3か月の冬、我が家にやってきたしいちゃん
1週間ほどで食べ渋りがスタートしました。

「ようやく食べるようになった」と感じたのが秋ごろなので、ほぼ1歳になるまで食べ渋りが続いたことになります(ちなみに成犬の今、また始まっています。この子が元気にご飯を食べるのは寒い時期だけなのかも…)。

規定量の半分しか食べないというのはざら。
1日数粒、という日もありました。

ではその結果、しいちゃんが小柄なわんこに育ったかというと…。

兄妹のなかで、一番大きなわんこに育ちました。

オス2匹、メス3匹の5兄妹。男の子のほうが大きく育つことは多いのですが、それでもしいちゃんもう1匹のオスのわんこより3kgほど重いです。

我が家の場合は人間が食べさせる量を減らしたのではなく(どちらかといえば日々必死で食べさせようとしています)わんこが自発的に少量にしている子犬期だったのですが、結局こんなに立派に育ってくれました。

結論:食事量を減らしても大きくなる子は大きくなる。健康のため、あげる量はお医者さんに相談しよう。

小さな子を選ぶ?

生まれたときに小さいわんこの方が「小さく育ってくれる」かもしれない、と思う気持ち、わからなくもありません。
でも、人間だって生まれたときの体重がそのまま大人になってからの体重に直結するわけではありませんよね。わんこだってそうです…。

小さかったしいちゃん

またまた我が家のしいちゃんの場合。
生後1か月時点で兄妹の中で最も体重の軽いわんこでした。
生後3か月までは他の兄妹とほぼ変わらず。そして最終的には…前述の通り、最大のわんこです。

我が家に来たときは腕の中に納まっていたしいちゃんですが、すくすくと成長した結果、巨大わんこになりました。子犬のころ小さかったから成犬になっても小さい、とはいえません。

ちなみに「親が小さければ小さくなる」ということはあるかもしれません、が、しいちゃんの親犬は捕獲されていないためわかりません…。

絶対に「小さい犬と暮らしたい」人へ

確実な方法があるんです。
それは、「小さい犬を選ぶ」こと。

上で書いたことと矛盾するじゃないか、と思いましたか?
より正確に書くなら、「小さい成犬を選ぶ」ことです。

私は「小さいわんこが好き!」という気持ちを否定する気はありません。
「(特定の犬種)が好き!」という気持ちもそうです。
私だって中型犬が好きです。そして雑種犬が大好きです。その気持ちとなんら違いはないと思います。

体格は遺伝で決まっている部分が大きく、子犬を小さく育てるのは無理があります。
だから、「どうしても小さい犬が欲しい」という人には、強く成犬をオススメします。
1歳を超えたわんこはそうそう大きくなったりしないからです。これなら完全に、思った通りの体格のわんこと暮らすことができます。

結論:成犬はいいぞ

わんこと暮らすうえで譲れない自分の希望は堂々と主張していいと思います。
だから、「小さいわんこと暮らしたいんだ!」という方、ぜひ成犬から探しましょう。

もちろん体格に関しては、「大きい犬と暮らしたい」「中くらいの犬と暮らしたい」というニーズを持っている人の希望も満たすことができます。

シェルくんを迎えて感じたことですが、子犬期特有のしんどさがない犬育てって本当に楽です。本当にオススメです、成犬。

皆さんが最愛のわんこと出会えますように(‘ω’)ノにいで家のママでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました