保護犬と暮らしたい!「ボランティア」という選択肢

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犬と暮らして

先日、「高齢者/単身者は本当に里親になれないのか?」という視点から、様々な保護団体さんの規約を調べた結果をまとめました。

ただしやはり難しいのは「保護犬、かつ子犬」の場合。
この先10年~20年生きる、どんどん力も強くなってたくさん遊んであげなければいけない、しつけも大変…そんなわんこはなかなか高齢者/単身者へは譲渡してもらえないかもしれません。

それでも「保護犬の、しかも子犬と暮らしたい!」という夢をかなえられる方法はないものか…と思って調べたところ、あったんです。それは…。

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子犬育てボランティア

子犬を育てるボランティアの中で、おそらくもっとも有名なのは「パピーウォーカー」ではないでしょうか。

盲導犬候補の子犬を預かって育てるパピーウォーカー。ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーの子犬を約10か月間預かり、様々な環境や人々に慣れさせる(社会化を行う)ボランティアです(日本盲導犬協会ホームページより)。

盲導犬の場合、そのお仕事に向いている性格のわんこである必要があります。そのため、盲導犬協会が確保している「繁殖犬」によって、計画的に子犬の繁殖が行われています。パピーウォーカーが預かって育てるのは、繁殖犬から生まれてきた子犬、ということになります。

盲導犬以外にも、人を助ける目的で訓練されているわんこはたくさんいます。
その中に…あるんです。保護犬出身のわんこたちが訓練されているところが。

ソーシャライザー

それは、「聴導犬」。耳の不自由な方の生活を助けてくれるわんこです。

日本聴導犬協会によれば、候補犬となるのは「ほとんどが動物保護団体などから選ばれる保護犬」とのこと。ソーシャライザーは「聴導犬や介助犬となる子犬たちに「人間社会のマナー」を教えていただくボランティアのこと」だそうです。

盲導犬の場合は、ひとつのご家庭に約1年間お預けするケースが多く、お子さんがいらっしゃるご家庭が望まれるのですが、日本聴導犬協会の場合は数ヵ所のご家庭 に移していきますので、お1人暮らしの方や、お年寄りだけのご家庭にもお願いできます。ご家族構成や家の周りなどについてお教えください。

日本聴導犬協会ホームページ「ソーシャライザー(子犬育てのボランティア)さん募集」より

子犬と暮らせてさらに人助けにもなる…幸せいっぱいなお話です。

ソーシャライザーになるには

ホームページで公開されている条件は以下の通り。

  • 犬をひとりっきりにする時間が少ないご家庭
  • 室内飼いができるご家庭(子犬ですので、いたずらはします)
  • 月1回のパピークラス(長野県宮田村、または、東京、または関西方面)に、できるだけ参加できるご家庭
  • 日本聴導犬協会の育犬方針に従ってくださるご家庭
  • 人間の子供を育てるように、愛情をもって、甘やかすことなく育ててくださるご家庭

やっぱり「時間」の確保は重要ですね。
家に誰もいない時間が長いおうちの場合、実際問題として子犬を飼うのは無理です。

子犬は恐ろしいほど頻繁にトイレタイムがやってきます。
(だからこそトイレトレーニングがしやすい面もありますが)
ご飯も頻繁にあげる必要があります。時を逃さないしつけも重要です。

そのためには、子犬の一挙手一投足に目を配れる人間がどうしても必要です。
その期間が取れない場合、子犬と暮らすのは無理だと思った方がよいです。

まとめ:子犬育ては社会貢献

「子犬を育てる」ことが貢献になるくらい、子犬の面倒を見るのは大変です。

子犬はかわいいです。すやすや眠る姿、無心で遊ぶ姿、本当に天使のようです。
でも、いたずらもします。粗相もします。しつけも大変です。基本的にこっちの言うことは聞きませんし、向こうの言いたいこともいまいちわかりません。
(我が家のしいちゃんは本当にそうで、子犬のころは今一つ表情が読めませんでした。今はだいぶ顔でいろいろ伝わってきます)

「かわいいから」「なつきそうだから」というだけで「絶対子犬」と考える必要はありません。成犬だってかわいいし、なつきますよ!
(我が家のシェルくんは推定8歳でお迎えしましたが、いつも人間に寄り添っていたい甘えっ子になりました。人間の手に頭突きする勢いで甘えてきます。むちゃくちゃにかわいいです。かわいすぎます)

それでも、どうしても保護犬の子犬と暮らしたいという方、まずはボランティア活動としてやってみるのはいかがでしょうか。
もちろんこれにも審査がありますから、「自分が子犬と暮らすのにふさわしい環境を整えられているか」は(ある種の)プロがチェックしてくれるので、安心です。

皆さんがよいわんこライフを送れますように(‘ω’)ノにいで家のママでした。

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