エキノコックスに要注意!犬飼いたちにできること

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犬と時事的な話

最近「エキノコックス」がニュースになっています。
北海道を中心に広がっている寄生虫「エキノコックス」は、人間が感染し治療を行わなかった場合は多くが死亡する恐ろしい病気。
この寄生虫はわんこにも感染します。
犬と暮らす私たちが気をつけるべきこと、知っておくべきことをまとめました。
きちんと調べてみたら、私が誤解していたことが判明しました…。
正しく理解し、正しく恐れましょう。

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わんこはどうやって感染する?

「エキノコックス」感染源として知られるキツネと同様、感染した野ネズミを食べたときにのみ感染します。
キツネから直接感染することも、感染した犬から直接感染することもありません。
また、虫卵を摂取したとしても感染することはありません。

わんこが感染したらどうなる?

便の様子が変わることもありますが、基本的には無症状です。
人のように命に係わる問題が出ることもありません。
駆虫薬を投与すれば、問題なく治療することもできます。

じゃあ大丈夫…ではなく、感染したわんこのうんちを介して人間への感染が広がります。

人はどうやって感染する?

人間の場合、虫卵を摂取すると感染します。
そのため、感染したキツネや犬猫への接触・虫卵を含む生水を飲む・虫卵がついた山菜などを食べる…などで感染する可能性があります。
わんこを室内で飼育している場合、そのわんこが感染していたら…人間に感染が広がる可能性は大いにあります。

感染者数はどのくらい?

北海道感染情報センターによれば、2019年の感染者数は57名、2020年の感染者数は45名。
半分程度が北海道の感染者ですが、逆にいえば半分程度は北海道以外。
たくさんの感染者がいる、と言えるほどの数ではありませんが、感染したら非常に恐ろしいことになる病気でもあります。
気をつけられることは気をつけるべきです。

人犬ともに感染を防ぐには?

わんこの場合、野ネズミを食べさせないことに尽きます。
もちろん、あえて野ネズミを食べさせることはほとんどないでしょうから…

1 放し飼いをしない
2 猫の外飼いをしない
3 ロングリード・伸びるリードの使用に注意する

この3点で感染リスクは限りなく下げることができるでしょう。

1 放し飼いをしない

いうまでもなく、わんこの放し飼いは高リスク。
エキノコックス以外の病気や交通事故、咬傷事件の危険性もあります。
条例で禁止されている都道府県も多数あります。
わんこの放し飼い、ノーリードの散歩は絶対にやめましょう。

2 猫の外飼いをしない

にゃんこだったら大丈夫…でもありません。
外に出ていった猫ちゃんが獲物として野ネズミを持ち帰るリスクがあります。
人間が気づかないうちに持って帰ってきた獲物をわんこが食べてしまったら?
さらに、猫もエキノコックスに感染することがあるそうです。
猫も外で放し飼いをするのはやめましょう。

3 ロングリード・伸びるリードの使用に注意する

散歩やお出かけで活躍するロングリード・伸びるリード。
我が家でも大活躍しています。

ただし、目を離すのは危険。
落ちているものを食べてしまう子の場合、知らないうちにぱくり、がありえます。
同じように伸びるリードも、わんこの様子をよく見ながら使いましょう。

我が家で愛用しているロングリードはこちら↓

まとめ:きちんと知って正しく恐れよう

わんこの感染防止に重要なのは、特別なことではなく普段から重要なこと。
恐ろしい病気ではありますが、防げないものではありません。
厚生労働省にも「エキノコックス症について」のページがありますので、合わせてごらんください。
もちろん「感染したかも」等不安がある方は、必ず病院を受診してください。

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