この子はどこまで育つ? 中型雑種犬の体重推移1年間

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犬と暮らして

子犬はどのくらい育つかわかりません。もちろん犬種によってある程度の予想はたてられても、それは絶対確実なものではありません。
さらに雑種・親不明であれば、成犬時のサイズは未知数。
少しでも参考になれば…ということで、まさに雑種で親犬がわからない我が家のしいちゃんの体重推移を大公開します。

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雑種の子犬

オンリーワンなところが魅力的な「雑種犬」。とはいえこれから雑種の子犬を迎えよう、と思う方には「どのくらいの大きさになるのか?」は大きな問題だと思います。

10kg未満の犬であれば電車にも乗れます。
15kgを超えてくると、抱っこはぎりぎり(ママの場合。15kgでしがみついてきてくれるしいちゃんは何とか抱いて歩けますが、16kgで抱っこ拒否なシェルくんは抱き上げて数歩が精一杯です)。
はたまた20kg超級であれば、移動手段や医療費の見込みも変わってきます。

わんこの成長曲線もその子その子で違います、が、少しでも「雑種の子犬を育てています」という方の参考になればと思います。
なお、我が家にやってきた生後3か月以前の記録、また他のわんこの体重記録はすべて預かり親さんのP&Bママさん(ブログ「まどかのAdventure World」)に公開されているものから引用しました。

グラフでご覧ください

まずはグラフでご覧ください。しいちゃんの成長っぷりが一目でわかります。

保護当時(生後すぐ)は300g程度だったしいちゃん
生後1か月で1kgを超え、2か月で6kgを超え…と順調に大きくなっていることがわかります。すくすく育ってかわいいわんこです。

グラフを見ると、6か月までにほぼほぼ成長が終わっているのが分かります。
生後4か月ごろまでの伸びがすごいですね。

その生後半年ほどで14kgを突破。あとはゆるやかに増え、1歳時点で16kg。
現在は季節によって増減しつつ、15kg~16kgで落ち着いています。立派な中型犬です。

表でもご覧ください

グラフにすると細かい数値が見えにくくなってしまうので、表でもまとめました。

生後1日1か月2か月3か月4か月5か月6か月7か月11か月1歳
体重
(kg)
0.31.396.47.510.412.014.215.015.816.0

やはり生後1か月~4か月の伸びは目を見張るものがあります。
というか我が家に来てすぐが7.5kg、その後1か月で約3kg増えたというのも驚き。
現在15kg程度ですから、うちに来たときから2倍以上の体重になっているということです。つまり子犬のしいちゃんが2頭に増えたのと同じです(?)。

他のわんこは? 兄弟は?

兄妹犬はどうか、また、他の雑種犬と比べてどうか? も気になるところ。
こちらもできる限り、まとめてみました。

兄弟犬の場合

以前の記事でも触れたしいちゃんと同腹の男の子の場合、生まれたときの体重は250gとしいちゃんよりちょっと小さかったです。
ただし生後1か月で1410gと逆転しいちゃんより大きくなります。
この子は早めに里親さんが決まったため体重の数字が確認できる部分が少なかったのですが、成犬時の体重は12kgとのこと。
以前書いた通り、しいちゃんと3kgの差があります。大きな差です。

同時期に保護されていたわんこの場合

しいちゃん紹介記事でも触れている、私が最初気になっていた大き目サイズのわんこ。うちの子と同じく男の子です。
この子はしいちゃんと同時期に同じ預かり親さんのもとで育てられていました。

この子は最初に確認できたのが生後25日のときの体重。こちらは1292gでした。
生後1か月のときの体重は1795gと、しいちゃんたちよりだいぶ重いです。

しかしこれが生後2か月時点では4200gしいちゃんは6400gだったので、比べるとだいぶ違う感じがしますよね。
さあ、ここから最終的な体重が想像できるでしょうか…?

生後3か月時点では7200g(まだしいちゃんの方が重い)。生後4か月で12000g=12kgとしいちゃんを抜きました。

ブログ上で確認できたこのわんこの最終的な体重は…なんと、19kgでした。

どうしてこんなに差が?

実は、上記のわんこの体重はある程度予想がついていました。
この子はしいちゃんと違い親が分かっているわんこ。母犬が18kg、父犬が20kg以上とのことです。
19kgは生後9か月のときの体重。となるとおそらく、父母の体重と同じくらいかそれ以上のところまで成長したことになります。
つまり、雑種犬の体重は親を見ればある程度わかる、ということになります。あくまでも「ある程度」ですが。

じゃあ、親が分からない場合はどうしたらいいのか?
体重予測の仕方を調べると、様々な計算方法が出てきます。

子犬の体重予測法から考える

生後4か月のときの体重の2倍
これに当てはめると、しいは20kg超級まで成長することになります。
事実、譲渡のときは「20kgを超えるかもしれない」と言われました。
大き目に見積もる場合はこのやり方がいいかもしれません。

大型犬なら出生体重の100倍
もししいちゃんが大型犬の子だったならば、25kg~30kgまで育っていたことになります。すごい。
どうやら親犬は大型犬ではなかったようです。

小型犬なら生後2か月のときの体重の3倍、3か月のときの2倍
小型犬の子だったならば、15kg~20kgです。かなり近づいてきました。

結論:何事もあきらめが肝心

さまざまな計算式に当てはめてみると、しいちゃんの体重予測は15kg~30kgまで幅がありました。最初に述べた通り、5kg違うだけでもわんこはだいぶ違ってきます。
ちなみに兄妹犬は12kg~14kgで、うちの子が一番巨大です。
つまり…親の体重が分からない子の大きさは、やっぱりわかりません!

冒頭で紹介した記事でも書いた通り、1歳を超えたわんこはほとんど体重変動はありません。実際しいちゃんも、上記の体重記録から生後半年を過ぎたころで体はほとんど完成していたことがわかります。

わんこの体重が譲れない条件である、という人には成犬をオススメします。
子犬はどのくらいに育つのかギャンブルのようなもの。
どのくらいになるかも楽しみたい! どれだけ大きくてもどれだけ小さくてもかまわない! という人は、雑種犬の子犬、おススメです。

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