対面の譲渡会が中止になるなか、多くの団体さんが実施している「オンライン譲渡会」。
実施状況等を先日の記事でまとめました(こちらは随時更新しています)。
実際にオンライン譲渡会ってどんな感じなのかなあ…と思ったので、2020年5月17日に実施された2つの譲渡会会場にお邪魔してきました(‘ω’)ノ
以下では、実際に参加してみた印象と、オンライン譲渡会のいいところ・よくないところとして感じたことをまとめています。
sippoオンライン譲渡会
まずはYouTubeで実施された「sippoオンライン譲渡会」。こちらは第2回の開催で、神奈川県動物愛護協会のわんにゃんが紹介されました。ゲストの浅田美代子さんの司会でわんにゃんの紹介が進みます。
YouTubeのライブ機能を使っているので、開始前から視聴予約が可能。
始まるまではブラウザを開いて待っていればOKなのでわかりやすかったです。
zoomをYouTubeに流すかたちだったせいか、時々音声が止まることもありました。
YouTubeへの投稿なので、後から見ることもできます。
紹介されたわんにゃんは合計16頭。webページに全ての子のプロフィールが掲載されるなどアフターフォローもばっちりです。
印象的だったところ
保護されて1年~10年近い子もいる、というのが驚きでした。
病気があったり、びびりさんだったり、わんこの場合は大きい子だとなかなか譲渡に繋がりにくいとのことです。
(うちの子よりちっちゃいわんこが「大きいのでなかなか」と言われてたのでなんだか複雑でした(笑))
流れるようにわんこ・にゃんこが紹介されていくので、見ているだけで幸せな気持ちになりました。
さらに慣れた人の紹介なので、わんにゃんの甘えたなところが見られます。ミニチュアダックスのセーラちゃんがずーっとお腹を出して「撫でてー!」ってしてるのがかわいすぎました。
にゃんこの里60家&つかねこ地域ボランティアオンライン譲渡会
同日2つめは、「にゃんこの里60家&つかねこ地域ボランティアオンライン譲渡会」。こちらはInstagramのライブ機能を使ったオンライン譲渡会です。
2つの団体さんが協力しての会でした。途中で猫に関する知識のクイズも行われ、盛り上がる譲渡会となりました。
Instagramの機能を使っているので、事前にアプリダウンロードや登録が必要です。
配信が始まるまでは開けないので、どこを見たらいいのかちょっとまごつきました。
開始後も15分ほどで一度とぎれてしまいましたが、ワンタップで入りなおせるのでそこまであせりはしませんでした。
紹介されたのは全部にゃんこ。時間はこちらも1時間ちょっとです。
見逃してしまった方も、Instagram上でライブの様子(一度途切れたあとからですが)を見ることができます。
印象的だったところ
Instagramを利用していることもあったのか、コメントへの反応が早かったのが印象的でした。
紹介された子に対する質問がその場でできます。オフラインの譲渡会と全く同じですね。
こちらも慣れた人による紹介なので、「なついてくれたらこんな感じになるんだ」というのがとってもわかりやすかったです。
人の手に対する反応もいろいろで、逃げる子、頭を出してくる子、へそ天する子、おしりをあげて喜ぶ子…とにかくかわいい。
途中で2回ほどにゃんこの紹介動画も流れました。オンライン譲渡会ならではだな、と思います。
オンライン譲渡会のいいところ
1頭ずつ紹介してもらえる
画面の前にわんこ・にゃんこがいるので、団体さんが紹介したいと思っている子はすべて見ることができます。
リアルの譲渡会では、「あの子気になるな…」と思っても他の人が話をしていて見に行けなかったり、スタッフさんの手が空いていなくて質問できなかったり。
かならず全部の子を見られる、というのはいいなと感じました。
質問内容が共有できる
今まで参加した譲渡会(とはいえ3回ほどしか経験がありませんが)では、あとから「これも聞いておけばよかった」という疑問が出てくることがありました。
オンライン譲渡会では配信者が全体に向けて答えるので、他の人の質問内容でも「確かにそれは知りたかった!」となるときがあります。
特に初めて譲渡会に参加される方は、見た目で気になる子がいても「何を聞いていいのかわからない」というケースもあるのではないかと思います。
今回参加したオンライン譲渡会では、性別・年齢・性格・病歴・多頭飼いに向くかどうかなど、基本的な情報は最初に紹介がありました。
知りたい情報を漏れなく聞けるのは大きなメリットです。
時間がかからない
今回参加したオンライン譲渡会は、どちらもかかった時間は1時間とちょっと。
「終わるのが早い!」と驚きました。
以前シェルくんと出会った譲渡会では、開始ちょっと後から撤収までいて話を聞いてまわっていたので、半日かかりました(これは私がしつこすぎるんだと思いますが)。
さっきの項目で書いた通り、質問に対する答えが全員に共有されるので、説明は一回で済みます。それも早く終われる一因だと思います。
オンライン譲渡会のよくないところ
実際参加してみて、ここはちょっとな、と思うところもありました。
細かい質問はしにくい
質問が全員に共有されてしまうので、こちらの細かい事情を話して質問するのははばかられます。
うちは先住がこういうタイプだからこういう子がいい、とか、住宅がこういう場所にあるからこういう子が…とかは、誰が見ているかわからないオンラインではちょっと言いたくないですよね。
こういうときは、スタッフさんとこっそり話す…みたいなことができる通常の譲渡会の方が便利だと思います。
ただ、今はわんにゃんの紹介のあと個別に相談、のような流れでオンライン譲渡会を設定している団体さんもいます。
気になる子がいたら連絡を取ってみるのが吉、ですね。
手触りがわからない
毛質って、大事じゃないですか…!?
触った感じとか、抱っこした感じとか、わんこだったら実際にリードを持ってみた感じとか…。
当たり前ですが、画面越しなのでそこのところはわかりません。
結論
2つだけですが、オンライン譲渡会に参加してみた結論。
まだ具体的に飼いたい子が決まっていない人
今すぐでなくても、保護犬・保護猫と暮らしてみたい人
その団体さんにどういう犬・猫が保護されているかが知りたい人
とりあえずかわいいわんこ・にゃんこを見たい人
におすすめ!
もう特定の子が気になっている場合は、個別の相談やお見合いをセッティングしていただく方がよいと思います。
もちろん、「それ以外にも気になっている子がいて…」ということであればオンライン譲渡会に参加する価値はあり。
私はとっても楽しい時間が過ごせました。
まだまだいろいろな団体さんのオンライン譲渡会はあるので、皆さんもどんどん参加してみましょう(‘ω’)ノ
今回参加したのはYouTubeとInstagramだったので、今後私も他のアプリなどを使ったオンライン譲渡会にも参加してみたいな、と思っています。
にいで家のママでした。
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